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提案力とは、問題解決の方法を練り、関係する相手に提案する力のことです。問題解決能力の最後の関門です。問題を見つけて、解決すべき課題を設定しても、関係者を説得できる提案力がないのであれば何もしていないのと同じ。相手を動かす「提案力」を身に付けて、あなたの存在価値を引き上げましょう。
目次 ・提案力とは？ ・提案力であなたの価値が決まる ・提案力の鍵を握る”3方よし” ・提案には常にデメリットが生じる ・問題解決能力に関する関連記事 ・まとめ
目次
提案力とは？
提案力とは、問題解決の方法を練り、関係する相手に提案して説得する力のことです。つまり「相手を動かす力」です。
この提案力は問題解決能力の鍵を握っていて、どんなに問題発見力が高くとも、どんなに問題分析力が高くても、提案力がなければ無意味です。そりゃあ、関係者を説得できなければなにも変えてないのと同じですからね。それだけ重要な能力だということです。
提案力であなたの価値が決まる
提案力が問題解決能力を決めますが、それだけではなくあなたの存在価値も提案力で変わってきます。
提案力とは、問題の解決を推し進める力、つまり人を動かす力です。人を動かす力がある、ということはそれだけ多くの人に認められ、評価されます。多くの人に認められる人は、それだけ価値が高いと言えます。だから、提案力＝あなたの存在価値と言っても過言ではないのです。
まぁ、もっと単純に考えて、言うことに従うだけのYesマンと、新しいことを皆が納得いく形で提案し引っ張っていく人…どちらが影響力があるかと考えれば、一目瞭然ですね。
提案力の鍵を握る”3方よし”
提案力の根幹にある考え方をご紹介します。経営では良く”3方よし”という言葉が使われますが、提案力の土台はまさに”3方よし”にあるのです。
【”3方良し”とは】 売り手よし、買い手よし、世間よしの商売なら成功するということ。売り手＝自分、買い手＝相手と読み替えれば、全てのことにあてはめることができる。昔から商売上手で有名な近江商人が商売のコツとして編み出した言葉です。
この”3方よし”の提案になっていれば、基本的には反対する理由はないですよね。説得力・提案力の土台はこの”3方よし”を組み立てられるかどうかにかかっています。
後は、提案する相手によって、説得の文句を変えていけばよいだけです。
提案には必ず抵抗が生じる
提案力とは、”3方よし”を守ればほぼ完成だという話をしました。しかし、実際”3方よし”であっても、新しい提案には必ず抵抗が生じます。
人間にはホメオスタシスという習性があり、なにか変化があるともとに戻ろうとする圧力がかかります。また、新しい方法に慣れるためにはそれなりの苦労を周りに強いることになります。今まで通りの方が楽なのです。
したがって、いきなり大きな提案をすることはNG。反発も大きくなります。まずは小さく、影響する人も少ない提案をしてみましょう。少しずつ「この人の提案を飲むと良いことが起こる」と思わせて、提案できる環境を作っていくのです。
提案力とは、”3方よし”という武器と、提案を聴いてくれる味方を作れるかどうかにかかっています。
問題解決能力に関する関連記事
人生は問題だらけ、問題を解決する能力さえあれば仕事もプライベートも余裕をもって生きる助けになってくれます。そんな仕事・プライベートにおける最強スキルである問題解決能力において、今回ご紹介した「提案力」とは、3つの必要能力のうちの1つでしかありません。
まだ見ていない方も、もう見たという方も「問題解決能力の全体像」の記事に戻って、全体像をもう一度確認して理解を深めていただければと思います。
関連記事：問題解決能力の全体像
まとめ
★提案力＝自分の存在価値
★提案力の土台は”3方よし”
★小さな提案を積み重ねて実績をつくる
まったりと自分のペースで生きる
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