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自分を変えるためには行動を変える必要があります。行動を変えるためには、行動の直後にメリットを用意してあげる必要があります(詳しくは以前の記事を参照)。行動の理由づけとなるメリットには4つしか種類がありません。行動の理由づけを知り、自分で行動を習慣化できる工夫をしてみましょう。
目次 ・自分を変える=行動を変える ・すぐメリットを感じないと変われない ・行動の理由づけ「4つのメリット」 ・行動を上手に理由づけしてあげる ・悪い習慣をやめたいときも ・行動の4つのメリットを教わった本 ・まとめ
目次
自分を変える=行動を変える
自分を変えたいと思っている方は多いはずです。自分を変えたいと言った時に、性格などを指す場合も多いかもしれませんが、必ず先に変わるのは「行動」です。
「行動が変化する⇒これまでと違う見識を持つ⇒性格が変化する」、という流れです。まず最初に性格を変えることはできません。したがって、自分を変えると言った時にはまず必ず自分の行動を変えるプロセスが必要になります。
自分を変えるということ=行動を変えるということ、と知っておくことが大切です。つかみどころがない「自分を変える」という言葉に振り回されずに、今から自分が行う行動でこれからの自分が決まっていくんだと考えると、少し気が楽になるはずです。
すぐメリットを感じないと変われない
自分を変えるということは、行動を変えていくことです。しかし、行動を変えることもそう簡単なことではない…そう感じている方も多いはず。それには秘密があります。
人間はある行動をした後、すぐにメリットを感じることができなければ、その行動を続けない習性を持っています。これを行動分析学の分野では「行動随伴性」という言葉で説明しています。その行動になにが伴うか、ということに注目するのです。
ダイエットが続きにくい理由もこれです。例えば食事制限したら、1分後には5キロ痩せることができれば、楽しくなって続けることができるかもしれません。が、残念ながらダイエットの減量効果は相当先にならないと得られません。
行動随伴性についての詳細は、「行動随伴性とは?楽に自分や他人を変えるヒント」の記事をご覧ください。
行動の理由づけ「4つのメリット」
自分を変えるためには行動を変える。行動を変えるためには、その行動の直後にメリットを用意してあげることが大切だということでした。次に、行動で得られるメリットを整理しておきましょう。行動で得られるメリットはたった4種類しかありません。
メリット① ご褒美・報酬
ある行動をするとご褒美や報酬が得られる場合に、その行動にメリットを感じ続けようとします。ただし、このメリットはご褒美や報酬がなくなったらやらなくなる可能性が高まるため、注意が必要です。
例)テスト高得点でお菓子ゲット
メリット② 注目される
ある行動をすると注目を集めることができる場合に、その行動を続けようとします。構ってほしい気持ちは誰しも持っていますが、程度には個人差があります。
例) ・構ってちゃんのヤバイよアピール ・成人式で特攻服を着て暴れる
メリット③ 逃避できる
ある行動をすることで嫌な状況を避けることができると言う時、その行動を続けようとします。嫌のレベルによって、行動の強化レベルに差が出ます。
例)親に殴られたくないから勉強する
メリット④ 気持ち良い
ある行動によって良い感覚が得られる場合、その行動を続けようとします。③以外のメリットとも関係が深く、大体気持ち良いという感覚につながるから続けるケースが多いのではないでしょうか?
例)成長が気持ち良いから練習する
行動を上手に理由づけしてあげる
行動のメリット、理由づけの4つの種類をご紹介してきました。あなたが普段何気なくやっている行動も、この4つに大体当てはまっているはずです。
新しい行動を習慣化するためには、4つのメリットの視点から理由づけしてあげれば、自然と続けることができるのです。うまく理由づけしてみましょう。
また、4つのメリット・理由づけの間でも個人個人で強弱があります。気持ち良いという感覚に重きを置く人もいれば、逃避を行動の理由づけにしがちな人もいます。自分が一番行動しやすい理由づけを把握して、上手く設定できれば、それだけ成功確率は高まります。
ある習慣をやめたいときも
やめたい習慣があるときも、行動の4つのメリット・理由づけは役に立ちます。
まず、やめたい習慣がどのメリットを満たしているのかを考えてみましょう。そして、そのメリットを超える行動か、代わりになる行動を見つけて、それにすり替えていくのです。
例えば、タバコをやめたいという場合、タバコを吸うことで逃避できるイライラを、他の方法で解消できないか考えてみる。または、ゲームで得られる気持ちよさを、テストの点数で得られる気持ちよさで代替する。いきなり変えるのが難しければ、徐々にマイペースにやっていきましょう。
いきなりある行動をやめようとすると、今までその行動が満たしてくれてたメリットが一気に消滅してしまいます。したがって大きな反動がでたり、他の悪い習慣で補おうとします。習慣をやめて反動を出さないためにも、行動の理由づけを確認することは大切なのです。
行動の4つのメリットを教わった本
行動の4つメリット・理由づけについては、行動分析学の分野から参考にさせていただいており、特に『メリットの法則』という書籍を参考にさせていただいてます。
内容は、研究者の軽めの報告書といった感じで、少し堅く読みにくい文章ですが、行動分析学の基礎を学ぶためにはもってこいの良書です。堅苦しい言い回しは苦手じゃないと言う方は一度読んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
★行動のメリット4つの種類
①ご褒美・報酬
②注目
③逃避
④気持ち良さ
★メリットを上手く設定すると習慣化が楽
★代わりのメリットを準備して楽にやめる
まったりと自分のペースで生きる
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